3月にはいり、少し温かな陽ざしに春を感じる今日この頃です。そんな季節の変わり目に、素敵なお便りが届きました。

芝の家の近くにお仕事で来られることがあるFさん。古い建具が気になって、と訪ねて来られて以来、時々昼休みに足を運んでくださっています。

お話しをする中で、鳥に興味があり、野山をよく歩いて写真を撮っていることなどを伺いました。1月のある日、北海道で撮影されたという赤い羽がかわいらしい鳥の写真（額入り）をもってきてくださいました。鳥が雪景色のなか赤い実をついばんでいます。

しばらくお顔を見ないなあと思っていた先日A4サイズの茶封筒がとどきました。「季節に合わせた写真をと云う事で、梅にトラフズク（ふくろうの仲間）です。（中略）残念ながら暫くの間そちらへはお伺いで来そうも有りませんのでお送りさせて頂きました」何とも嬉しい季節のお便りでした。早速額の中身を入れ替えて飾っています。

後半は芝の家へ移動し、皆で縄文時代の土器片を模したクッキーづくりを楽しみました。見知らぬ親子同士、そして1歳〜小学校2年生までの子ども達皆でちゃぶ台を囲んで、一緒に作りました。

まずは最初におしゃびの美樹さんから手順の実演。その後近くの人と組んで粉や油、メープルシロップを混ぜ生地をつくりました。

小さな手、中くらいの手、大きな手

生地を伸ばして縄目模様や筋模様など思い思いに模様をつけました。

少し焦げてしまったクッキーがより土器っぽさを醸し出していました（笑）。

最後はクッキーを思う存分たべました。

☆学芸員の高山さんが作った縄文クッキーの材料

☆今回の土器片を模したクッキーの材料
小麦粉（薄力粉、全粒粉）＋塩少々＋アーモンドプードル＋メープルシロップ＋菜種油

2月28日の土曜日、芝の家は縄文土器について体験的に学ぶワークショップが開催されました。親子連れや大人の方など20人くらいの人が集まってにぎやかな土曜日の午後となりました。企画は、おしゃべり美術館（ご近所イノベータ養成講座から生まれた活動）、芝でこそ、芝の家の協働でした。

前半は、港区立港郷土資料館（田町駅近くの区立三田図書館4階）にて「縄文土器」を鑑賞＆触わる体験。学芸員の高山さんが、縄文クッキーを作ってみたお話や、実際どんな道具で模様をつけていたか、などを子どもたちに体験的に紹介してくださいました。



手にしたのは、およそ3500年前の縄文土器。ざらざらとした触り心地、煮炊きに使われたと思われる煤の後を見たり、重さを感じたり。「さわれる展示室」では大人も沢山質問していました。また子どもたちには、展示の掘りごたつや黒電話も珍しく大人気でした。
（報告その２＠芝の家へつづく）

3月のカレンダーになります。

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