場にいあわせた人たちがつくりだす「芝の家」の時間は、思いがけない展開になることもしばしばです。

「芝でこそ・手しごとの時間」、ちゃぶ台にあつまって和紙のちぎり絵を楽しんでいた午後。先生役のAさんが、「あーお線香を忘れてきちゃったー。ごめんなさい、買ってくるわ！」
火をつけたお線香を和紙にあて、ブドウの葉の「虫食い」を表現するつもりでいたそうです。

うーん、たのしい時間を中断せずに、何か「芝の家」にあるものでお線香の代用ができないものか。細い木の枝に火をつけてみたらどうかな？
あれこれ考えつつ見回していると、ポツリと口を開いたのは、コーヒー休憩に来ていたUさんです。
「麻ひもとサラダ油があれば作れるかも。」

麻ひもならあります。あっ、紙ひももありました。でもサラダ油がないんだ、とあきらめかけたその時、Uさんがバッグから取りだしたのは、なぜかお手製の歯みがき剤。

ココナツオイルとミントとターメリックを混ぜたという黄色いペーストです。

これをごしごしと麻ひもと紙ひもの先に染みこませ、火をつけてみると・・・

即席のアイデアお線香で、ブドウの葉に穴があきました！

ふとしたハプニングから生まれた、ほんのつかの間の小さな理科の実験室。持ち寄ったものを合わせて切り抜けられたことに驚き、わくわくしながら。

ここから話題は非常時のろうそくの作り方、体にやさしいハチミツのことなど。手しごとしながらのおしゃべりは続いていきました。

この夏に「ハーブ＆スパイス部」をふんわりと立ち上げたさとさんが、おまつりで出店する「におい袋」のための仕込みをはじめました。
「芝の家」で育ったミントやヨモギを麻ひもで少しずつまとめます。
よく遊びにいらっしゃるIさんも手伝ってくれて、あっという間にハーブのブーケがいくつも。

「芝の家」の縁側の窓辺に。毎日少しずつドライハーブになっていきます。

芝の家の夜オープン「よるしば」と、ご近所イノベータ養成講座修了生による企画「芝ヴァール・パーティー」によるコラボ企画を開催！乞うご期待です。

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芝ヴァール・パーティー×よるしば
「防災クッキング」
〜非常食グルメと防災の対話〜

みなさん、普段どれくらい「防災」を意識していますか？今回は、災害時に備える知識を増やす実践型の対話の場づくりを実践している芝ヴァール・パーティーとよるしばがコラボをして、非常食を意外な方法で調理してみたり、防災についての対話を行います。

一緒に今一度「防災」について考えてみませんか？

日時：2016年9月9日（金）18時30分〜21時
場所：芝の家（港区芝3-26-10）
持ち物：非常食1つ以上、または参加費300円
参加：予約不要＆途中の出入り自由

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※ご近所イノベータ養成講座とは？
http://gokinjo-i.jp/gi/

今回も引き続き食べ物の屋台のご紹介です。

★いろは食堂さんによるからあげ・ビール

いろは食堂さんは芝の家の向かい角にあるお弁当屋さんです。

芝の家のボランティアスタッフでもある店主のアキさんに、いろはまつりについてお話を伺いました。

「去年まで来てくれた方はもちろん、初めての方も、普通に生活している街の中がいきなりお祭りになるところが面白いので、ぜひ来てね！」

あなたにとっていろはまつりとは？という問いには「１年の節目」と答えていただきました。

いろはまつり定番のからあげとビール、今年も見逃せません！